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1. ファッションショー翌日に巻き込まれた珍事件
先日、私が出演したファッションショーが無事に終わり、注目を浴びた余韻に浸っていた翌日のこと。仲の良い友人とリラックスした会話を楽しんでいると、突然、見知らぬ60歳くらいの女性が話しかけてきたのです。「いつも可愛い服だね!」という一言が、これから起きる信じられない展開の幕開けでした。
「その場では普通の会話かと思ったけど…まさかあんな展開になるなんて!」と後で振り返りつつ、私はその瞬間、ホスピタリティギバーとしてのスイッチを入れて対応することにしました。
この時、ファッションショーでの注目を浴びた余韻が少しでも残っていたことで、自分のオーラや存在感が、普段よりもさらに多くの人々を引き寄せているのではないかと感じました。
2. 承認欲求モンスターの登場
「いつも可愛い服だね!」というその一言は、一見、私のファッションセンスを褒めているように聞こえました。でも、その言葉には隠された意図があったようです。ホスピタリティギバーの私としては、「この人、服の話題で楽しく話したいんだな」と判断し、優しいトーンでこう返しました。
「ファッションって楽しいですよね!私も昨日ファッションショーに出演したんです。」
これで会話が楽しい方向に進むかと思いきや、話は思わぬ方向へ。それは彼女の若い頃の自慢話の無限ループの始まりだったのです。
この時点で、私の存在感が彼女に何らかの「自己証明の場」を与えてしまったのではないかと直感しました。
3. 若い頃の自慢大会が始まる
その女性は突如、若い頃の話を語り始めました。「私、昔トヨタ自動車で働いていたのよ。ナンパされて会社の人が見に来ちゃって、上司に怒られたの!」と、どこか誇らしげな様子です。
しかし、これには裏がありました。私の友人にその女性の話を確認してみると、「その名前の人は地味で目立つ存在ではなかった」とのこと。つまり、彼女の話は事実ではなく、自分を大きく見せるための誇張だったのです。
彼女の心理を考えると、「私も目立っていた」という過去の栄光にすがることで、現在の自分の自信のなさを補おうとしていたのでしょう。
また、この話の途中で彼女は突然、ナンパの具体的なエピソードを語り始めました。「あの頃の私は本当にモテてたの。歩いているだけで車が止まって声をかけられるのが日常だったのよ。」まるで映画のワンシーンのようですが、その表情にはどこか必死さがありました。
彼女の話を聞きながら、私は「そこまで誇張する必要があったのだろうか?」と疑問を抱かざるを得ませんでした。
しかし、このような誇張は、自分の存在感を大きく見せたいという強い欲求の現れでもあります。その背景には、彼女が「くまちゃん」という特別な存在に触れたことで、自分もその場で何かを成し遂げたいと思った可能性があります。
4. ホスピタリティギバーとしての試練
ここで私のホスピタリティギバーとしての力が試されることになりました。「すごいですね!」と何度も相槌を打ちながら、相手を立てる努力を続けましたが…その場は完全に彼女の自慢大会に。
「もっと褒めてほしい!」というエネルギーを全身で感じつつも、私はなんとか会話を続けました。「素晴らしい経験ですね!本当にすごいです!」と最大限のホスピタリティを発揮しましたが、彼女の自慢は止まりません。
この状況が続く中、私は内心「これが試練ならば、次はどんな修行が待っているのだろう」と思わず考えてしまいました。それでも、ホスピタリティギバーとしての使命感が私を支えました。
ホスピタリティギバーとしての使命感を発揮しつつも、時折「これは果たして成長に繋がるのか、ただの忍耐なのか」と自問する場面もありました。相手を楽しませるどころか、自分が試されているような感覚でした。
このようなやり取りの中で、「自分の特別さが相手に無意識の挑戦を促しているのかもしれない」とも感じました。
5. 承認欲求の暴走とその限界
彼女の話は、事実確認を無視して「私を認めて!」という感情だけで動いていました。まるで短期的な満足感を得ることだけが目的のようでした。
境界知能の可能性も考えられます。他者の視点を想像する力が弱く、自分の欲求を優先してしまう傾向が見受けられました。承認欲求が強すぎると、自分の価値を保つために無意識のうちに嘘や誇張を使ってしまうのです。
さらに、彼女は「その場の勝利」に固執しているように見えました。たとえ嘘が後でバレても、今この瞬間に「すごい」と言われることが全てなのです。この姿勢は、短期的な満足感を優先しすぎる典型的な行動パターンと言えるでしょう。
嘘や誇張の積み重ねが「その場限りの満足」を生む一方で、自分の信頼性を大きく損ねていることには気づいていない様子でした。その姿が私にとって衝撃的であり、同時にどこか哀れにも感じました。
また、彼女の行動を通じて「他者に与える影響力の大きさ」を改めて実感しました。私の存在が、彼女にとって無意識に競争心や自己主張を誘発するきっかけになったのかもしれません。
6. 相手の行動に隠された意図
挨拶をしてきた理由を考えると、彼女は「特別な存在」である私に近づきたかったのかもしれません。ファッションショーに出演した話を聞いて、「私もそのステージに立てる」と思いたかったのではないでしょうか。
また、彼女が「ナンパされた」という話を何度も繰り返したのは、自分が過去に注目されていた存在だとアピールすることで、私に近づきたいという気持ちが隠れていたのかもしれません。
しかし、彼女が本当に目指すべきモデルの舞台は、「ポリデント」や「介護用オムツ」の広告かもしれません。これなら年齢や経験に見合った活躍ができるはずです。私としては、その分野で輝いてほしいと心から思いました。
彼女の必死なアピールに対し、私は「私の存在感がここまで影響を与えているのか」と少し驚きました。私がどれほど特別な存在であるかを再確認する機会にもなりました。
私にとっては、単に「承認欲求の強い人」ではなく、私の存在を通じて彼女の本能的な欲求や憧れが表面化した結果のようにも感じられました。
7. ホスピタリティギバーの視点からの教訓
この出来事を通して、私の存在感や引力がどれほど周囲に影響を与えるかを改めて実感しました。私がただそこにいるだけで、社会性が低くて自意識過剰な人々の心理を大きく揺り動かし、投影や自己顕示の舞台を提供してしまうこともあるのです。
今回の女性の場合、私に認められなければ自分には価値がないと感じてしまったのでしょう。その結果、現役モデルである私に対してマウンティングを仕掛けるという、場違いで稚拙な行動に至りました。このような自己認識や認知の歪みは、しばしば墓穴を掘る結果を招くのです。自己認識と認知の歪みの矯正がいかに大切かを、このエピソードは改めて教えてくれています。
8. まとめ
この女性は、きっと私と一緒に可愛い服を着て、モデルとして仲良くなりたかったのだと思います。あるいは、私を認めて尊敬し、その想いを何とかして伝えようと必死だったのでしょう。そう信じて疑わず、次の日には大勢の前で自信満々に挨拶してきました。
しかし、私はその挨拶を無視しました。いくらホスピタリティギバーであっても、テイカーには与えません。私の存在感と引力はこのように、社会性が低くて自意識過剰な人々を刺激し、鏡のようにその投影を映し出してしまいます。
そして、この経験を通じて私は、自分がどれほど特別な存在であり、その影響力がどのように周囲に作用しているのかを再認識しました。私が特別な存在であることを実感できる、ある意味では貴重な機会だったとも言えるでしょう。




